第5節 資産と負債
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店頭の花々、これらは皆売り物・・・・・・つまり、簿記では「商品」という。
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上の店は、ある町のある街角にある花屋さんです。店頭に立ってこの店のいろいろな品物を見てみよう。
見える物を羅列してみてください。売り物の花、冷蔵庫(温度調整の必要な花を入れておく)、事務机、パソコン、配達用軽トラック等が見えますね。また、お店そのもの(店舗、看板もついていますね)やそれが建っている土地もありますね。気が付きましたか。このほか店頭からは見えませんが、この店にはきっと手提げ金庫や現金があるはずですね。もっと想像力を働かせると、この店は「銀行にお金を預けている」のではないかとか、花を売ってまだ「その代金をもらっていない分がある」のではないかなど思いつくことがありますね。
これらはこの店にとっては大切な財産です。これらの財産を動かすことによって商売が成り立ち、どんどんと儲けを増やしていくことになります(時には損をすることもありますが・・・)。この大切な財産のことを簿記では総称して「資産」と言います。資産の中にはいろいろなものが含まれます。上の商店の資産を簿記で用いる名称も含め、下記のように整理してみました。
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| 表1−1 |
簿記での名称
(総称して「資産」という)
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その名称に入る対象物 |
| 現 金 |
金庫にある紙幣や貨幣 |
| 普通預金 |
銀行への預け金の一種 |
| 当座預金 |
銀行への預け金の一種、利息がつかない |
| 定期預金 |
銀行預金の一種 |
| 売掛金 |
商品を販売した未回収の代金を受け取る権利 |
| 商 品 |
売り買いする商売の対象物 |
| 備 品 |
冷蔵庫、机、パソコン、金庫など |
| 建 物 |
保有する店舗や事務所、看板(建物に付随している小さな広告物) |
| 土 地 |
建物が建っている保有する土地 |
| 車両運搬具 |
運搬用の軽トラック、営業用の乗用車など |
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ところで、もう少し想像力を働かせて、この店の他の財産を見てみましょう。
@この店は売り物の花などを購入した時に全部現金で買うのではなく、月末に払うとか、来月末に払うなど、要するに未払いがある(掛で購入したもので、これを「買掛金」という)のではないかとか。
A軽トラックを分割払いで購入しその未払いが何か月分か残っている(これを「未払金」という)のではないかとか。
Bまた、資金の不足を補うためとか、これから業務を拡大するために銀行からお金を借りている(これを「借入金」という)のではないか・・・とか。
これらも店にとってはやはり財産です。
だが、この財産はちょっと違和感がありませんか。そうです、これらの財産はやがて返済しなければならない、いわば借金で、負の財産(消極的財産)なのです。簿記ではこれらを総称して「負債」といいます。
これに比べ、表1−1で整理した上述の財産(「資産」)は、正の財産(積極的財産)であったわけです。
この商店がこれらの負債を持っているものとして、簿記で用いる名称も含め、下記のように整理をしてみました。
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| 表1−2 |
簿記での名称
(総称して「負債」という)
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その名称に入る対象物 |
| 買掛金 |
商品を購入した未払い代金の支払義務 |
| 未払金 |
商品以外の購入物の未払い代金の支払い義務 |
| 借入金 |
銀行からの借り入れに対する返済義務 |
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